トーキョーインタラクティブ           Tokyo-Inter-Active

tokyointer.exblog.jp
ブログトップ

渡邊篤史さんのトークライブ|レポートです!VOL2

まだまだ続くトークライブ!
e0141727_22595359.jpg

おおきなビジョンを建築家は描いて下さい!

◯考えよう、というテーマで、少し掘り下げてみましょう。問題提起として、わたしからですが、、、住宅に関しては100棟くらいつくってきて、今感じているのは、あらためて生活空間はタフでなければならないと感じています。ワクワクする部分はとても重要ですが、それだけでは、住宅の必要条件を満たせないのではないか、、。工務店の立場というよりも設計施工両面を担っている立場からも清水さんのご意見を下さい」
e0141727_2305067.jpg
清水さん
「弊社では理科系の工務店というのを目指しています。具体的にはエネルギーの問題や建物の耐久性とも多く関わる内容ですが、Q値やμ値など、あるいはパッシブ性能などは住まいを創りだす方々全員が、特別なことでなく普通のこととして取り組む時代でしょう。震災時のインフラがない状態を想起し、家の熱環境の例を出せば、次世代省エネルギー住宅では外気温0°以下で15°を維持できる住まいになる。温熱環境をデザインしてほしい・・それができないと、、、仕事がなくなるのでは、、、」と指摘されました。
渡辺さん
「僕はコンクリート打ち放しの家を作って、実際、寒くて閉口しているけど、、でも美しいでしょ。最初にしっかりとした説明があればいいと思う。住まい手に覚悟があれば。建築家は今まで通りの幸せな家造りをやればいいのでは、、」とこれまでの建築家のつくりようでも、社会的にはややネガティブな視点をも「肯定的」に評価されました。
◯もう一点、問題提起として、わたしたちの業界において設計に関わった仕事を「作品」と呼ぶ、あるいは呼ばない、、いうことについて、これまでもさまざまに指摘されてきましたが、そのあたりいかがでしょう。
石井さん
「今までは人の財産でつくる住宅を(自分では作品思いつつも)作品と言わないようにしてきたが、徐々に作品と言ってほしいという方も増えてきました。建築家は施主と価値観を共有する事が何より大切ではないでしょうか」「例えば、雨漏りを例に、デザイン(空間性・ディテール)を優先する事で起こりうる全ての可能性に関してきちんと説明し、最後は施主に判断をゆだねる・・」という自身のスタイルについて語られました。価値を共有する、あるいは価値を見出すことは住まいづくりの生命線かもしれません。
長谷川
「作品」という「意識」は重要であると考えています。施主、施工者、そしてわたしたち三者が一丸となって、皆で、かならずよい「作品」をつくりましょう、と言った時、あらたなビジョンが生まれるからです。建築家住宅の在りようはここにある気がしています。
渡辺さん
「建築家住宅の反省点とかというよりも、僕はこう思うな、、もっと建築家には大きなビジョンを描いて欲しい。震災の問題にしても、オスカーニーマイヤーが都市をデザインしたような、そんなおおきな構想を。だから、大コンペをやって復興も都市計画的に進めるべきです。」
黒木さん
「世田谷でまちづくりに関わるなかで、日本の都市計画と建築計画が離別している点が、景観の根底をつくっている事実があります。単体の建築を考えることしかできない我々だが、徐々に街に都市に意見を出して行くには、設計活動だけでなく、社会的な活動を展開しなくてはいけない」
渡辺さん
「仕事が減っているとか、建築家住宅の市場が、、とか、いろいろ現実はありますが、なにしろこの「手づくり喜び」というのをこども達に継承して行ってもらいたい。建築家は「仕事を自ら創る」という発想が必要ですよ、、いろんな可能性があるとおもいます。」

これはある種、叱咤激励、、こころして聞きましょう。。

神に変わって風景をつくる仕事、、、深遠な世界

◯結びとして「楽しもう」というテーマで結びたいのですが、、、
渡辺さん
「日本の戦後復興と、60年掛けて造り直したドレスデンの例を挙げ、良い街があるからこそ建築家のつくる住宅の表現が、さらに映えるのではないか・・都市的な視点から住宅を考える必要性がありますね。」     
とこのあたりはさすが現在、神戸芸工大で客員教授を務める、先生の目線、サスガです。
「日本は住宅が小さくて大変だが、神に変わって風景をつくる仕事なのだからがんばってほしい!家を造るのは深淵な世界。哲学的な、救いになる建物をつくって欲しい。」
大拍手。  大きなエールをいただき閉幕となりました。


このあと、本会理事長の村山隆司さんから
「2周年という、はじまったばかりの会ですが、参加いただいた方々と共々に考え続けて行きたい」と、登壇者と渡辺さんにお礼の言葉をいただきました。

e0141727_2341047.jpg

渡辺さんはあいにくの不参加でしたがこのあと懇親会で多くの方々と交流を深めました。長時間ご参加いただいた皆さま、お礼申し上げます。

これからもこうしたイベントやワーキングを通じて、住環境を発端に、さまざなま環境づくりに提言して行ける会に成長します。参加、応援をよろしくお願いします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
どまだんシステムと「どまだんスタイル
どまだんシステムロハスな運動です
長谷川建築デザインオフィス株式会社のホームページも応援お願いします
参加型プロジェクト「トーキョーインタラクティブ」
一般社団法人 「建築家住宅の会」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ブログランキングに参加しています。 左のボタンをニャンして下さい。。
e0141727_16131173.jpg
人気ブログランキングへ
e0141727_15592420.gif
ありがとうございました

[PR]
by TokyoInterActive | 2012-06-01 00:51 | 1.つくり手相互の語らいと研鑽