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森と住処を結ぶプロジェクト・グッドデザイン賞ノミネート作品の概要

2011グッドデザイン賞の情報・ノミネート作品の概要

応援メッセージ入力サイト
http://www.g-mark.org/nominate/detail.html?entryNo=G0510073

応募対象の一般名称
森と住処を結ぶ「小径木だけで創る」空間システム
Space system that creates only with small size wood

応募対象の固有名称
小径木空間システム
SSWS Small size wooden system

事業主体名
長谷川順持建築デザインオフィス 株式会社
Junji Hasegawa architects Inc

プロデューサー
長谷川 順持/トーキョーインタラクティブ・長谷川建築デザイン
大崎 勝也/大崎材木店

代表画像/架構ダイアグラム
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耐力壁に影響されない、自由な外観を担保するシステム
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合板を用いないで創る手法
システム図.JPG [950KB]
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補足資料・復興住宅への応用例
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補足資料関連掲載 URL
http://kenchikuka-jutaku.org/wg_report/relief/hasegawa110527.pdf


応募対象の概要
本構想に活用する90×90、45×90、45×75・三種類の小径材は、国産材で潤沢供給可能な汎用材で大引・間柱・下地に用いられている。これらだけで4間四方を覆う主構造・架構システムを考案。少子高齢化時代の「小さな家」に呼応し、循環性に配慮した被災者住宅の基盤づくりにも役立てる。純粋国産材建築が割高な現在、だれもが住み得る希望を成し、他方で地場産業としての林業の衰退に歯止めをかけることに結ぶ。地産地消の目標とは裏腹に、事実上、大径材中心の手法では材の全てを無垢の国産材で構築することが非現実的されている現在、製造エネルギーを要する集成材やベニヤにも頼り過ぎない「森と生活を結ぶ」新手法の開発である。

要約情報
これまで未活用な小径木・羽柄材を組合せ、小規模建築の構造システムを、合板不使用なレベルで実現する。日本の森のポテンシャルはまだまだ可能性に富んでいる。

英文要約
The forest is connected with the house "Unite it only with a small wood" space system. The potential of the Japanese forest is full of possibility still more.

開発のきっかけ、発端について
地産地消と裏腹に主要構造とりわけ梁材には外国材利用が主流な現在。材の全てを国産材で構築することは非現実的とさえ認識されている。日本人が日本の材木だけで住処や建物を建築することは、もはやグローバリズムに反することなのか。森と生活を結ぶ新たな日本の手法の開発である。

応募対象の実現にあたり、解決を要した課題、問題について
集成材という製材にエネルギーを要する手法に頼らなければ大径木構造の国産材は不能。
潤沢に供給し得る小径木の徹底活用をシステム化した。

応募対象の実現にあたり、デザインが最も大切にしたこと
小径木が示す空間印象は新たな未来住処の像でありたい。
それは建築・解体・循環という「持続性」の形象化であり、森とつながる物語のかたちである。

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと
この架構によれば、三種類の小径木材を組み上げるだけで住処提供が可能。国産規格材の最小単位の活用は、再利用性がすこぶる高い。常住住居として自然災害へ被災地住居として活用の幅は広い。

英文
According to this housing, I can provide the home just to build three kinds of wood.As for the inflection of the smallest unit of domestic plan materials, re-availability rises very much.The width of the practical use is wide to natural disaster as a permanent post house as a stricken area house.

グッドデザイン賞の審査の視点
「身体・人間」「生活」「産業」「社会・環境」)について

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること
木材がもつ温かみ、あるいは癒し効果は理屈を超えて日本人の共通な感性であるが、さらにこれらが「森」と結ばれ、持続社会を実現するストーリー性への感性価値は更に高まる。
「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること(公開・200字以内)※
4間四方とは16坪であるが、戦後の珠玉小住宅が15坪であることとにも呼応し、国産材のみでこしらえる現代の小住宅を、現代の生活者目線でリ・デザインできるスケルトンを目指す。

「産業」の視点からみて、応募対象が貢献できること
日本全国、遍く存在する「はがらざい・羽柄材」で16坪住居のオープンな間取りを担保する屋根架構スケルトンが提供できれば、国産材の小さな家を求める居住者マーケットに大きな貢献を成す。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が貢献できること
生活プランの図示で明らかとなるが、このスケルトンを用いた住居には電気自動車がビルトインされる。インテリアとしての自動車・蓄電環境装置が、CO2を蓄える国産材・合板不使用建築に内包される。ライフスタイルとしてのエコ性を美的に示したい。

応募対象のデザインを通じて、
利用者や購入者、生活者、あるいは広く社会に向けて伝えたいこと

森と住処、未来と伝統、生活環境と自然環境、、、、生活者がこれまで別々に概念化してきたコトやモノを、この小径木システムが、おおらかに統合してくれることを願います。ささやかな空間ですが大胆な「想い」に裏書きされた、この空間スタイルは、近未来思考で、けっして先祖帰り思考ではありません。「森を着こなす」を、キャッチフレーズに、さりげなく着こなして欲しいです。

知的財産および関連法規について
応募対象が新規に取得した産業財産権

特許出願済です

応募対象の販売・提供にあたり必要な法規
建築基準法の4号物件

応募対象の販売・提供にあたり製造上の責任を負う事業者名
建設者の瑕疵担保履行。結合金物の安全基準値のクリア。

過去のグッドデザイン賞との関連について
応募対象が過去のグッドデザイン賞受賞対象と関連のある場合その受賞番号

http://www.g-mark.org/award/detail.html?id=30557&lang=ja
2004年度 グッドデザイン賞 受賞
受賞番号:04B01028
受賞対象名:M・CASA


公表資料問い合わせ先
企業名 長谷川順持建築デザインオフィス株式会社
郵便番号 104-0033
都道府県 東京都中央区新川2-19-8-7階
電話番号 03-3523-6063
FAX番号 03-3523-6066
Eメールアドレス jun-architect@office.email.ne.jp
URL http://www.interactive-concept.co.jp


アンケート
あなたは、東日本大震災をどのように受けとめましたか?

地震による直接の被害、津波による被害など、建築に関わる立場としては様々な現実が見えました。一方そうした物理的現象を超えて、被災地で生きるあるいは活きる方々の逞しさは、まさに人類の希望に思えます。

そこから浮かびあがった、モノやサービスを提供するにあたっての課題等について思うところを述べてください
今回の小径木システムが、被災地住宅を確実に範疇に入れているのは、この震災をテンポラリーなコトやモノで簡単に処理してはならない判断によります。

応募対象について、大震災に対応できていた部分があれば述べてください
被災地の建築物は、火災や地震に強くなければ、被災者の方々はなお不安です。とはいうものの鉄やセメント製品の器、温熱環境や空気環境にもデリケートに対応せねばならないとき、私たちに取っての「木」と暮してきた「智慧」をしっかり見直すことが必要でしょう。その回答が本案です。


応募対象について、震災に於いて課題や問題点が明らかになったのであれば、その課題等と解決策を略述してください
自治体からの要請、そして政府の認可、一連の硬直した「仮設住宅」供給システムの限界が問われました。自由意思の発揮し得る「選べる」システムこそ、高度な災害時のしくみです。そこには美的な性能と用(機能)や温熱(耐久)性能の同時向上の視点を、どの側面においても欠落させない意思が重要です。
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# by TokyoInterActive | 2011-08-05 23:07 | 3. トーキョーインタブランド

今年のグッドデザイン賞にノミネートされました。

トーキョーインタの活動の大きな幹にしようと、計画していたプロジェクトが
今年のグッドデザイン賞にノミネートされました。

プロジェクトの詳細は、プレスリリース後に公開します。
ベニヤを不使用で、かつ、国産材だけで、安く簡単に作れる空間システムと、その応用として、近未来のライフスタイルプランを提示します。汎用性に優れたシステムとして多くの方に使っていただきたいのと、被災地の仮設復興の基盤づくりにも活かせるしくみです。

日本中の森林や林業家、そしてビルダーから生活者まで、循環性を中心に据えたPJです。

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森と住処を結ぶ『小径木だけで創る』空間システム

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来る、2011年 8/27から東京ビックサイトではじまる「グッドデザインエキスポ」で
その全容をお披露目します。ご期待下さい。
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# by TokyoInterActive | 2011-07-30 17:49 | 3. トーキョーインタブランド

トーキョーインタラクティブは「けんちく体操」を応援します!

トーキョーインタラクティブは「けんちく体操」を応援します!

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なぜかって、、、

それは、とってもインタラクティブだからです。

ローマのパンテオン

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は彼らにかかると

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うーーんできそう!

ネザーランドダンスシアター//イリキリアン率いる身体表現軍団。

キリアンは泣く子も黙る、身体表現のカリスマコリオグラファー

かれの創る造形は、、生でステージ見ましたが、人間の限界を超えた表現でした。

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真似したら、筋を必ず痛めそーです。

インタラクティブではなくて

痛っ!落地!ブ、、 です。  失敬。。


とにかく「けんちく体操」を応援しましょう。
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# by TokyoInterActive | 2011-05-31 23:00 | 3. トーキョーインタブランド

被災者・生活復興住宅・土地活用・提言

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現在
長谷川オフィス、トーキョーインタラクティブでは
仮設住宅や復興住宅という概念を越えて
「生活復興住宅」を多角的に検証しています。
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現状と問題把握
仮設住宅及び復興住宅仮に良質なプランを提供、実現したとしても
長期的に考えるといくつかの懸念事項が想定される。
すなわち、地域産業従事者にとっては生業継続が保証
される場所でなければ、復興住居が「生活復興」に結ばれない。
未来の土地活用と産業創出について
提言 1  
原発の影響を受けた農地は風評被害とともに物理的にも食用農作物は厳しい。
原発周辺農地からは「エネルギー」を創出するための「食用ではない作物」を作るエナジー農地に
詳しくはこちらをご覧下さい

「生活復興」住宅について
建設地は東北に限定しない。
提言 2
○日本全国の耕作放棄地を被災者に提供する自治体及び提供される土地(農水省/耕作放棄地資料参照)
○漁業権放棄あるいは港を被災漁業従事者に提供、及び合わせて提供される土地
集落づくりへの提言
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◯全棟同プランの反復・南北軸連棟の禁止
高密度な仮設住居群は南北軸に棟を並列に配置し、
均等採光という常套手段を採る。応急とはいえ
これは軽卒な計画といえる。同様の密度/面積あ
たりの戸数でもコミュニティー促進環境は創り得る。
◯さりげない界隈性をうみだそう
ここでは50戸強の集落をスタディーしているが、
光庭や前土間で、通風や採光が得やすい
だけでなく通路が交流を生む「通り」のように
なって、さりげないふれあい効果が生まれる。
◯近隣に目配せできる関係を
高齢者の独居を考慮すると「閉ざしきらない」穏やかな
プライバシーも必要となる。
◯住まい手によっては、コミュニティーが
期待できる前土間形式と多面採光と通風確保。
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選べるプラン、様々な組合せに応える
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独居や二人暮らしを中心にした極小タイプ。但し、浴室を共有化
することで生活空間は20m2の一般的な仮設住宅よりも広い。
空間の一部を共有することで、支えあう関係づくりにも期待する。
特徴は中庭の効果で背中合わせにも連棟でき、高密度な集住体に応える。
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# by TokyoInterActive | 2011-05-17 21:21 | 2.エコロジカル環境づくり

震災復興住宅プロジェクトを開始しました。

大地震に伴う津波によって、生活の場所や、生業さえ失ってしまった大勢の方々にむけて、仮設住宅の建設がはじまりました。

被災した方々が待ち望んでいる、安心して暮せる「すみか」をいかに提供して行くか。専門家も交えた語らいが水面下で多数持たれている事が推察されます。

建築家住宅の会・トーキョーインタラクティブでも、
早速、思索を巡らし、分析や具体的なアイデアのスケッチをはじめています。
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まず、私たちは、この震災復興への応急住宅を「仮設住宅」と呼ぶことをやめました。

仮設住宅の位置づけは、短期間に使用する住まいを指します。あらためて指摘するまでもなく
この表が示すように、恒久住宅へ移動する事が前提となった「仮住まい」です。

ところが、今回は恒久住宅の建設までたどり着く道筋は容易ではない。険難の道です。

「仮設住宅」ではなく「被災者住宅」と位置づけて、その中身を生活者側の事情にあわせて三つに分解してみました。

現在の供給がはじまっている「仮設住宅」では、中長期の生活には問題がおこる危険性が高いといえる「C」のタイプ。
私たちの取り扱う中心テーマにしました。
今後より詳細な数字が発表されますが、ケンプラッツ情報では下記のような必要戸が示されています。そのうち、弱者を抱える所帯数の多さには目を見張ります。
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阪神・淡路の震災における「仮設住宅」の問題点を指摘するレポートには、このたびの被災地と都市的な文脈が相違しますが、多くを学べます。一読下さい。
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過去の「仮設住宅」に共通する問題は明らかで、実現は困難かもしれませんが、問題解決しなければならないポイントは、かなり明らかです。問題の中心は「こころケア」に結べるような生活空間のあり方に集約されるといえましょう。
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従来型はけっして避難されるようなものではなく、被災者にはとてもありがたい住居でしょう。このパターンでは南北の軸に縦に住戸をならべ、それぞれの住戸は直接は「南面」せず、西ないし東に縦列させ、隣棟間距離の狭い多数の住戸棟に、均等に日を当てる手法がとられます。中長期にわたって暮らしを重ねると、多くの問題が浮かび上がるのは、日照の悪さと断熱性能の劣悪さが生む「暖かさ涼しさ」にかかわる問題と、コミュニティーとしての計画の希薄性。端的に「配置」のあり方に多く起因します。
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被災者住宅の建設場所は、やすやすと多数の住戸棟を設置する広い場所が希少なため、少し離れた地域や、棟数に対してフィットしていない大きさの敷地に半ば強引に設置されます。であれば、小さな集落を、まとまった大きさを持たない広場に分散させることもひとつかもしれません。従来型の仮設住宅でも「配置」や設置戸数を再考するだけで、豊かな集落ができあがるのではないでしょうか。
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応急住宅は従来型の「プレハブ」的な構法によるものだけでなく、コンテナハウスや移動型シェルターなど、さまざまな「商品」がありますが、もともとの「自分の土地」に再建が難しい場合、いずれの住処を設置するに際し、贅沢はいえませんが、少しでも人間的な集落づくりを考慮するだけで、孤独死の問題、プライバシーの問題も、克服できる可能性が見えてきます。現状批判や分析と同時に、すこしずつエスキースをしていきましょう。可能性の在るアイデアを持ち寄って、長期にわたって被災者の暮らしをサポートして行く「すみか」のあり方をスケッチして持ち寄りましょう。
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ここで示しているのはひと色の住居パターンに押し込めるのではなく被災されたかたの立場や人数構成で最適解が「選べる」ということを考えました。すなわち、家族関係、あるいは他人同士、あるいは入居人数によって、生活空間を変化さえ得るということです。見かけや大きな構造は同じ家です。
1)50m2の家になったり、25m2がふたつになったり、片方が30で片方が20になったりします。
2)水回りを共有するコレクティブハウスのような使い方、グループホームのような使用もできます
3)小さな中庭があります。通風や採光に役立てつつ、小さな庭を持っている感覚です。
4)4間(1.8m×4)四方でこうした間取りは可能になります
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ではその4間(1.8m×4)四方をどのようにつくるのか。ここからは技術論です。
1)既存のプレハブパーツを工夫して組み合わせてはどうか
2)小径木といって、ふだんは「構造」にはもちいない材料を工夫して使ってみよう
3)この住居が使命を負えた後は、循環使用できる仕組をつくべき
4)生業を失ってしまった方々の労働を、この「すみかづくり」に活かせるような、作り方として簡便で、被災者住宅をこしらえることが、関わる地元の方々の収入源になるしくみにつなげてはどうか。

まだまだスケッチですから詰めが甘いですが、5年、10年あるいは15年住み続けざるを得ない方が、阪神の仮設住宅ではいらっしゃいました。その事実を受ければ、いずれ迎える、現在の仮設住宅では受け止めきれない問題、あるいは、圧倒的に足りないであろう供給数を補足する動きに、これからの思索は、まだまだ間に合うでしょう。



トーキョーインタラクティブでは、こうした思索を
マザープロジェクトの皆さんと重ねあわせ、更におおきなうねりにしたいと望んでいます。

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このプロジェクトに参加して、ささやかながらでも震災復興へのお手伝いがしたいとお考えの方はどうぞメール下さい。

トーキョーインタラクティブ事務局/インタラクティブコンセプト内
メールアドレス/interactive-concept@co.email.ne.jp
トーキョーインタラクティブ/長谷川順持  宛
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# by TokyoInterActive | 2011-03-20 03:20 | 2.エコロジカル環境づくり